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相互情報量解析

相互情報量解析  - カオス解析解説 -
相互情報量とは、ある二つの事象において、一方を知ることによって他方がなんであるかについてどれくらい情報が得られるかを表す量で、2つのカオスの情報論的な関係を示すことができます。実際には、カオ スAからカオスBへの摂動を加え、カオスB′を生み出し、AとB′間で共有する情報の量を上記した式で算出します。 摂動を加えるということはAからBに情報を与えたことに相当します。相互情報量が大きな値であれば、BがAから受けた 情報が多いことを示し、小さければその逆を示します。つまり、この値からAがBにどの程度の情報を与え、BがAから どの程度の情報を受け取るかがわかります。また、受け取った情報をどの程度の時間保持するかということもわかります。 カオス性が高いほど情報が失われるまでの時間が長く、情報が完全に失われること、すなわち、相互情報量が0になるこ とはありません。また、2つのカオスの情報論的な構造が類似しているほど、摂動直後の相互情報量は大きいことになり ます。
-関連項目-
相互情報量の定義
相互情報量の定義
通報Bより事象系Aに関して得られる情報量を

で定義し、これをAとBの相互情報量(mutual information)と呼ぶ。
ここに、

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